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不器用女子の羊毛フェルト挑戦とレビューを中心とした雑記ブログ

初心者向け羊毛フェルトの違い・選び方 アクレーヌ、100均など5種類を比較!

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初心者向け羊毛フェルトの選び方

羊毛の種類っていろいろあるけど、結局どれが自分に合っているのか疑問だったんですよね。

分からないならば調べてみましょう!

という事で、今回調査したのは以下の5種類。

  1. アクレーヌ(ハマナカ)
  2. ウールキャンディ(ハマナカ)
  3. メリノウール(ユザワヤ)
  4. フルフィール(藤久)
  5. 100均(ダイソー、セリア)

()…販売メーカー名

上記は、パッケージの名前です。
ウールキャンディという品種の羊がいるのではありません。

羊毛の品種は、基本的にメリノです。

メーカーによって加工の仕方や、ブレンド方法が違うため、扱いやすさや仕上がりの美しさが変わるのです。


メリノの中でも、「トップ」や「ファイン」と表記されているものは、柔らかくて高品質です。
しかし、ニードルで刺し固めにくいため、不器用と初心者は手を出してはいけません。

購入する際は気をつけてください。


今回の調査は、あくまで不器用さん基準での「使いやすさ」ですが、初心者さんにも参考になると思いますよ⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

不器用が使えるものは、基本的に誰でも使えるんでね!!( ´∀` )ハハハ

初心者や不器用向けの羊毛

繰り返しになりますが、今回比較した羊毛は以下の5種類です。

比較羊毛1

  1. アクレーヌ
  2. ウールキャンディ
  3. メリノウール
  4. フルフィール
  5. 100均(ダイソー、セリア)※後述


いずれも羊毛フェルトを始めれば聞いた事のある有名商品です。

それだけ利用者が多いということですね。



なお、今回はメルカリで揃えたユーズド品のため、一部商品は本来の梱包と異なります。

実際の梱包に関しては、通販サイトのリンクを貼っておくので、そちらを参照してください。


▼メルカリの活用法はコチラ▼

比較方法

比較羊毛のフェルトボール準備

以下の2点に注目して比較します。


① まとめやすさ
フェルトボールを作ります。

「こんなもんかな」
または
「もうこれ以上は無理」

となった時点で完成とし、そこまでの時間を測定します。


② 完成度
仕上げたボールを拡大した写真を掲載します。
毛羽立ち具合などに注目してください。

※なるべく高画質を心がけますが、縮小時に多少ぼやける可能性はあります。ご了承ください。


なお、均等な量の羊毛フェルトを取れる自信は無いので、大きさの違いについては目を瞑ってください( ̄▽ ̄;)

使用ニードル

100均のものではなく、専門店のクロバーのニードルを使っています。

羊毛フェルトのまとまりやすさが段違いなのでかなりおすすめです!


▼道具についての参考記事▼

▼上達のコツ参考記事▼


さて、では実際の比較検証を始めましょう!


アクレーヌ

ハマナカ株式会社
3色セット
各8g

手触り:ふわふわ、ややザラつき、ごわごわ
制作時間:約7分


▼完成はコチラ
アクレーヌ

驚きのまとまりやすさ!!!


アクレーヌはアクリル素材をニードルフェルト用に加工して作られた、人工素材です。

それを羊毛フェルトと言っていいのかはさて置き、専用に開発されただけあってパーフェクトな使い心地です!

評価(18/20点)

  • まとまりやすさ:5点
  • 毛羽立ち:5点
  • 制作時間:5点
  • 完成後の見た目・手触り:3点


●●主な感想

  • 仕上がりに「人工物感」がある
  • 少量でもボリュームが出る
  • 刺す回数少なくまとまる
  • 毛羽立ちがほぼない


素材がそもそも人工素材のため、出来上がりもほかの羊毛フェルトと比べると、「うーん、人工物ですね!!」という手触りです。
羊毛フェルト作品独特の優しい手触り感はありません。

ただしその分、作業のしやすさ、仕上がりの美しさはピカイチ!

今回、ボールを作るための量がよく分からず「少なかったかな?」と思う程度しか取らなかったのですが、刺してみたら一番大きかったです。(※総評参照)

それはつまり、少量のアクレーヌでもいろいろ作れる、という事!

アクレーヌには10色各2gというパッケージもあります。

「2gなんて少なすぎ!」と批判的でしたが、これだけのカバー力があるなら2gでも意外と使い勝手良さそうです。




ウールキャンディ

ハマナカ株式会社
12色セット:ベーシックセレクション
各10g

手触り:さらさら、ふわふわ
制作時間:約10分


▼完成はコチラ
ウールキャンディ

アクレーヌと比べれば毛羽立ちは多少あるものの、気になるほどではありません。
練習と後処理をきちんとやれば遜色ないでしょう。

まとめやすさを追求しつつ、羊毛フェルト特有の柔らかさがあります。

個人的には「手作り羊毛フェルト感」があって好きですね。


評価(19/20点)

  • まとまりやすさ:5点
  • 毛羽立ち:4点
  • 制作時間:5点
  • 完成後の見た目・手触り:5点



●●主な感想

  • 羊毛フェルトの柔らかさがある
  • 刺す回数少なくまとまる
  • 毛羽立ちがほぼない

▼複数のカラー羊毛が入っているセットが売られているのも魅力的。▼


メリノウール

ユザワヤ商事株式会社
単色
50g

手触り:柔らかい、ふわふわ
制作時間:約10分


▼完成はコチラ
メリノウール

全然まとまらねぇ!!!

こいつは驚きだぜ……!!!
なんか知らんが全然まとまってくれない…

極細ニードル3本で刺してみても元気にはね続ける羊毛に、
「もう無理」
と心が折れました。

上級者なら簡単にまとめられるかもしれませんが、不器用と初心者にはオススメしません。

慣れてきた頃に安売りしてたら買ってみようかなレベルですね。

評価(7/20点)

  • まとまりやすさ:2点
  • 毛羽立ち:1点
  • 制作時間:2点
  • 完成後の見た目・手触り:2点



●●主な感想

  • 毛羽立ちすぎ
  • 丸めるのに時間かかりすぎ
  • 初心者と不器用は手を出すな
  • 心が折れた
  • これが使いこなせたら上級者

全然まとまらずに心折れた私です。

もはや何も言うことはありません……(´;ω;`)
この羊毛を、いつか使いこなせる日が来るように頑張ります



フルフィール

藤久株式会社
単色
40g

手触り:かため、ややザラつき
制作時間:約7分


▼完成はコチラ
フルフィール

まとめやすさはウールキャンディと同じくらいですね。
ただ、ウールキャンディと比べると、刺してる時に若干かたさを感じました。
この辺は好みが分かれそう。

評価(18/20点)

  • まとまりやすさ:4点
  • 毛羽立ち:4点
  • 制作時間:5点
  • 完成後の見た目・手触り:5点



●●主な感想

  • まとまりやすい
  • ふんわり程度は毛羽立つ
  • ウールキャンディよりややかための仕上がり
  • ウェットフェルトにも適してる


石鹸水を利用して羊毛を固めるウェットフェルトの作成に向いている素材です。

ニードルフェルトとウェットフェルト、両方作るならフルフィールを買っておくと便利ですね!


100均

100均羊毛フェルト


【写真左】
ダイソー(株式会社大創産業)
4色:カントリーアソート
各5g

手触り:柔らかい、ややザラつき
制作時間:約10分

▼完成はコチラ
ダイソー羊毛フェルト

【写真右】
セリア(株式会社セリア)
(羊毛の製造自体はごしょう産業株式会社)
3色セット
各4g

手触り:ふわふわ、さらさら
制作時間:約10分


▼完成はコチラ
セリア羊毛フェルト

ダイソーとセリア、いずれも、羊毛フェルトやってみようかな~、という入門として最適です。

毛羽立ちについては、工夫が必要ですね。


評価(13/20点)

  • まとまりやすさ:3点
  • 毛羽立ち:2点
  • 制作時間:4点
  • 完成後の見た目・手触り:4点


●●主な感想とまとめ

  • 入門としては最適
  • 基礎作りに利用もアリ(わたわたの代用)
  • 毛羽立ち対策にひと工夫必要
  • 初心者はこれでニードル練習するとよい

百均羊毛を扱いやすくするための手段として「よくほぐす」という手があります。

今回は特に何もせずにボールを作ったので毛羽立ちが目立ちますが、羊毛をほぐすという下準備をすると、百均羊毛も毛羽立ちは抑えられます

▼参考:百均羊毛を使いやすくする方法▼

100均羊毛の活用法

100均の羊毛は、手に入りやすいというのが最大の武器。

コスパも良いので、サブの補助羊毛としてストックしておくと意外と便利です。

  1. 初めて作る形の練習
  2. ワンポイント装飾
  3. わたわたの代用

こんな感じで、結構幅広く活用できます。
もちろん、百均羊毛のみで作品作りも可能です。

特にダイソーの羊毛セットは金額の割に容量が多いのでおすすめです。
セリアは同じ値段でも容量少ないので微妙かも。


▼芯材についての検証▼
honey-try.hatenablog.com

▼わたわたの代用品について検証▼


総評

フェルトボールまとめ

以上、有名どころの羊毛フェルトの検証でした!

最終ランキングはこちら!


👑オススメ羊毛ランキング👑

1位:ウールキャンディ
2位:アクレーヌ
3位:フルフィール


ウールキャンディのまとまりやすさと羊毛フェルトのやわらかさのバランスが最高ですね

今後はウールキャンディを中心に作品を作って行こうと思います(´ー`*)



気になった羊毛は試しに使ってみると新しい発見があって楽しいですよ


みなさんもお気に入りの羊毛が見つかりますように!