前々から興味があった「座敷わらしに会える宿」に、母と2人で行ってみました!
父のゴルフ合宿(1泊)の日に行けたら行こうか~、なんて話していたら、本当にその日の予約が空いてました。
検索していたのは、岩手県の超有名座敷わらしの宿・緑風荘です。
道中や宿泊の感想をまとめました。
座敷わらしの宿 緑風荘
緑風荘は岩手県二戸にある、座敷わらし伝説の残る宿です。
座敷わらしの名前は、亀麿(かめまろ)。
小さい男の子だそうです。
宿自体は数年前に全焼したものの、見事復活。
とても綺麗な温泉旅館として、連日満室の大盛況となっています。
大きな火災であったにもかかわらず、客と従業員に怪我はなく、宿の敷地内にある座敷わらしの社(亀麿神社)は無傷で残りました。
深夜の火事に客は、「逃げて!」と叫ぶ子供の声で起きたとか。
なんだか不思議な存在を感じますね。
事前連絡:食事とお迎え
宿泊はネットで予約可能。
料理少なめプランを選びましたが、かなりお腹いっぱいで大満足でした!!!
他の旅館で出される料理は量が多すぎて食べきれない!!って人は、少なめプランがちょうどいいです。
アレルギーや食べれないものを事前に連絡しておくと、別途品を変えてくれます。
魚介が食べられない母のために「魚介苦手です」と予約時に伝えたところ、魚介をきっちり全て別の料理に変えてくれました!
魚介料理だって自慢だったはずだし、1人分だけメニュー変えるのも大変だろうに、快く変更してくれたのには感動しました。
迎えも個別連絡で対応してくれます。
金田一温泉駅到着時刻を伝えておくと、旅館の車が駅まで来てくれるのです。
対応するのは金田一温泉駅のみなのでご注意ください。
移動:長野→岩手?
先程、岩手県の宿と言いましたが……ほぼ青森です。
盛岡行くより八戸行く方が近いんですよ。
ゆっくり観光できるなら十和田湖とか行ってみたかったですね!
新幹線はやぶさ
地元長野から目的地までは約5時間半。
北陸新幹線と新幹線はやぶさとローカル線いわて銀河鉄道を乗り継ぎます。
遠い……とにかく遠いです。
毎年行ってるUSJ行くより遠い気がしますね……。
人生初のはやぶさ乗車の感想は、
「めちゃくちゃ早い特急しなの」
という感じです。
ローカルネタで申し訳ないです(笑)
すごく早いけどすごく揺れました。
次回乗車する時は、酔い止め薬飲んで行こうと心に決めています。
二戸駅→金田一温泉駅
はやぶさを降りたら、ローカル線・いわて銀河鉄道に乗り換えて金田一温泉駅まで行きます。
温泉駅が終点です。
しかしこの銀河鉄道、残念ながら接続が悪いです。
二戸駅で1時間待ちというタイムロス……。
ただ、二戸駅には土産物買う場所があるので、そこで時間を潰すことは可能です。
観光案内所やカフェなんかもありました。
いわて銀河鉄道
いわて銀河鉄道、略してIGR。
I・いわて
G・銀河(Galaxy)
R・鉄道(Railway)
です。
Gをそのまま「Ginga」のGだと思ってた私です。
電車は、星空(銀河)イメージのデザインで可愛いです。
ワンマン電車だけど、大きい駅から終点まで乗るので、ドアは自動で開閉してくれました。
帰りは、緑風荘から二戸駅まで送ってくれるので、電車の写真は行きで撮った方がいいです。
私は撮り損ねました……。
夕方だったし、帰る時でいいや~と思って(泣)
【参考】撮り損ねたIGRラッピング車両
twitter.comIGRいわて銀河鉄道全面ラッピング車両 pic.twitter.com/a2bRXhRa58
— mika (@HicZuxZ0gGUtxKb) 2021年5月6日
もしかしたら、たまたまラッピング車両に乗れただけなのかも……
あー、やっぱり写真撮っとけばよかったぁ(´;ω;`)
緑風荘 周囲と内部
金田一温泉駅周辺は、座敷わらしの里として町おこしをしているようで、5人くらいのオリジナル(?)座敷わらしに名前が付いてました。その座敷わらし達のイラストパネルが町中に設置されているので、探してみるのも面白いですね。
緑風荘 周囲
緑風荘のホームページにも書いてありますが、本当に周囲は何も無いです。
コンビニが無いどころか、街灯もなくタクシーも走ってません。
畑と林、時々民家。
長野にもこういう所あるよね、って思いながら眺める景色。
周りに明るい建物がないので、星空が見やすいかもしれません。
残念ながら私たちが宿泊した日は曇りだったので分かりませんでしたけど。
緑風荘 内部
建て直したため、とてもキレイです!
心なしか空気が綺麗な気がします(*´∇`*)
何枚か写真撮りましたので、雰囲気が分かって貰えれば幸いです。
・ロビー(待合室) ・槐の間(座敷童子の部屋) ・温泉 ・客室 ※写真は客室前の廊下 ・食堂 |
ロビー
宿に入って正面のロビー(待合室)にあるテレビには、これまでの宿泊者が撮影した、オーブが写った写真などがスライドショーで流れています。
有名人の写真も流れてきます。
他にも、自由に読める「妖怪の本」とか「東北の神社図鑑」とかが置いてあって、好きにくつろげる場所になってます。
槐の間
えんじゅのま、と読みます。
ここが有名な「座敷わらしが住んでいる場所」です。
とはいえ、緑風荘のスタッフさんいわく、「館内ならどこにでも座敷わらしは現れます」との事。
実際、中庭の神社や緑風荘の玄関、宿泊室内でのオーブ撮影写真もたくさん紹介されていました。
温泉
室内浴槽と露天風呂があります。
金田一温泉と名前のあるとおり、緑風荘のある地域は温泉が有名です。
で、もちろん緑風荘も温泉なんですが…!
この温泉、めちゃくちゃいい匂いするんです!!!
よくある硫黄臭さとか、そういうのではなく、温泉水そのものの匂い、って感じですかね
今まで入ったことのあるどの温泉のお湯よりも、透き通った爽やかな香りがして、お湯の匂いずっと嗅いでました。(文字にしたらただの変態だわ…!)
私は普段、温泉行っても朝風呂はしないタイプなのですが、緑風荘の温泉は朝風呂余裕でした!
館内
▲緑風荘 客室エリア
部屋は10部屋しかありません。
本当によく予約取れたな…って思いますね。
洋風のベッドスペースと、和風の畳みスペースが襖で分かれてました。
畳みにも布団敷けばあと2人は寝れますね。
トイレが明るくて綺麗でした。
お風呂は付いてません。
絶対に温泉へ行くべきです!!!!
食堂
夕食と朝食は同じ場所で食べます。
パーテンションで区切られたスペースになるので、隣の人とか気になりません。
自分たちのペースで食事ができるくつろぎ空間でした。
なお、ご飯のおかわりは自由です。
「ご飯いっぱいあるので、(おかわり必要なら)言ってくださいね」という、スタッフさんの声のかけ方が好きでした(*´∇`*)
緑風荘 中庭
中庭には、亀麿神社と稲荷神社があります。
火事の時にも焼けなかったという神社ですね。
大事なことなのでもう一度言いますが、
座敷わらしの名前は、亀麿くんです。
緑風荘のオリジナルグッズには、亀麿くんと狐がセットでイラストになっていて、大変可愛いです!
いつか趣味の羊毛フェルトで人形を作ってみたいなと思ってます(*^^*)
▼亀麿くん、作りました!▼
亀麿くんに出会えるか?
温泉にも入って部屋のんびり過ごすしていましたが、暇なので、槐の間とロビーで遊ぶことにしました。
深夜0時
基本的に電気は消されてます。
廊下の電気の明かりが差し込んでいる程度です。
槐の間には、亀麿くんをイメージして掘られた木彫り人形が置いてあり、そのスペースだけ小さな明かりがついていました。
他の宿泊客はいません。
亀麿くんの木彫り人形の周りには、宿泊客が持って来たお供えのおもちゃやお菓子が色とりどりに置かれていました。
私は持参したPUI PUI モルカーのぬいぐるみや、供えられていたおもちゃを借りて遊んでみました。
母と一緒に紙風船をポンポン飛ばしたり、ぬいぐるみをトコトコ歩かせてみたり……。
動画撮影もしましたが、特に何も写っていません。
何かいる
写真には何も写りませんでした。
ですが、なんとなく、何かいるんですよ。
背後と入口付近に誰かいる気配がして、ほどほどの所で「帰ろう」と言って部屋に戻りました。
亀麿くんでは無いです。
私のすぐ後ろには襖がありましたが、襖の向こう側ではなくこちら側……つまり、私と襖の間に誰か居る感覚がずっとありました。
白い着物を着た女性だと思います。
姿は見てませんけど。
何故か、そう思いました。
入口付近は、暖色系の着物を着た女性かな。
何度も部屋の中を覗いていたように思います。
もしかしたら、私の後ろの襖の向こうに、ほかの宿泊客が居ただけかもしれません。
入口も、様子を見に来たスタッフさんや宿泊客だった可能性はあります。
でも、もうどうしても怖くなって、振り返らずに部屋に戻りました。
早くその場を離れたいと思ったのです。
数ヶ月して母にその話をしたら、「お母さんも、あそこちょっと怖かったんだよね」と言っていて、母娘で実は怖がってた事が判明しました😅
深夜2時
少し仮眠して、いわゆる丑三つ時にまた槐の間に行ってみました。
(ちょっと悩んだのですが、せっかく来たから、という気持ちが勝ちました)
今度は人がいました。
2-3組の宿泊客が既にカメラを構えてウロウロ……。
ちゃんとこういう時間には集まるんだな~と、自分のことは棚に上げてこっそり笑ってしまいました笑
オーブの写し方
ここからが本題!
0時に来た時と、2時に到着した時、私と母はオーブを確認できませんでした。
ところが、他の宿泊客のひとりが、「フラッシュを使うと見える(写る)」と言うのです。
そんなバカな……
そう思いつつ、スマホのライトをONにして撮影をしてみました。
ほあ?!
ムービーも撮ってみました。
動画で撮影した方が、オーブに動きがあるので、分かりやすいです。
▼オーブとハイキュー▼
twitter.comオーブかな?っていうのが映ったやつ👻✨✨✨✨
— はちみつ@羊毛フェルト (@honey_tryblog) 2021年12月4日
そして最後のアレ(っ'-')╮ =͟͟͞͞🏐
大変素敵なお宿でした!!
スタッフの皆さんの接客があたたかくて、長旅の疲れも癒えました🥰✨
温泉がいい匂いした💕お料理全部美味しかった~ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”
またレポート書きたいな~
#緑風荘 pic.twitter.com/fHK1T5ZyMS
ほ、ホントだ!!何か白いの飛んでる!!!!
この動画が一番分かりやすく映りました。
あと、ハイキューの作者さんが来ていたようです!
母も驚き喜んでライトをONにしてムービー撮影を開始。
オーブ?埃?
しかし、正しくこういう神秘を求めて自らこの場所にやって来ているというのに、根っからのひねくれ者である私はこう思ったのです。
それ、埃じゃね??
完全に疑ってかかりました(笑)
しっかり確認しようと思い、ライト付近に舞う埃と、スマホ画面に写る白い球体を見比べてみます。
周りの人達はカメラの画面を見てるのに、私だけカメラレンズをガン見。(´◉ω◉` )じー
埃の量、舞い方、ライトによる埃の照らされ方……。
画面に映る球体の数、動き方、光り方……。
違うわ。
これ埃じゃない。
埃なら、画面いっぱいがキラキラ光るくらいの量と、空気の流れに沿ったある程度一定の動き方をしなければおかしいのです。
動画の白い球体は、数個ずつ不規則に飛び回っていました。
お…オーブだわ…!!!!!
なお、帰宅後に見直した動画で、客室にもオーブ飛んでました。
また、帰りに玄関先で記念撮影をしたら、私と母のいる所にだけ謎の光が現れましたが……………まぁ、レンズの加減という事にしておきましょう。
帰りは二戸駅
若干の寝不足を引きずりつつ、美味しい朝食をいただき、お土産を買って帰り支度です。帰りは旅館の車が二戸駅まで連れていってくれるため、10時に旅館を出発。
行きも帰りも、送迎の車には私と母しか乗りませんでした。
みんな交通手段なんなのだろう?と首を傾げつつ、緑風荘を後にしました。
二戸駅でまたお土産を見て、少し時間を潰してからはやぶさに乗り込みました。
ホームの寒さは、だいたい軽井沢と同じです。
(またもローカルネタですみません笑)
御朱印について
チェッインの際、追加料金(1000円くらい)を払うと、翌日書いてもらえます。
御朱印帳を持っていない場合も、紙に書いてくれますので、記念にお願いしました。
イラスト付きのおまけも貰いました!(*´∇`*)
ケースに入れて部屋に飾っています🍀*゜
次回の準備
存分に堪能した岩手県・緑風荘への旅!
行ったのは、実は12月上旬で、ギリギリ雪の降らない時期でした。
中旬以降だと、遠くから岩手へ向かう場合は雪で新幹線が止まる恐れがありますので、要注意です。
あの温泉と神秘空間と宿の穏やかな雰囲気がとても好きでした…!!
機会を狙ってもう一度行きたいなぁと思っています!!
とにかくあの温泉がめちゃくちゃ好きだった!!
【次回行く時用メモ】 ・土産は帰りでも買える |
岩手県まで遠出したのは初めてでした。
正直結構な長旅で疲れましたが、それだけ時間をかける価値のある体験ができました!
みなさんも機会があればぜひ、亀麿くんに会いに行ってくださいね!
温泉も最高ですよ!!!!
▼緑風荘の予約はこちら▼
緑風荘公式サイト |