今回は、【羊毛フェルト人形を自立させる方法】の試行錯誤まとめです。
特に足元の強度や土台を中心に、いろいろ試してみました。
誰かの制作のヒントになれば幸いです🌸
硬いワイヤーを使う
人形制作において、ワイヤーの利用は必須です。私はこちらの、ダイソーで購入したワイヤーを使ってます。
ハサミで切れるし、形も作りやすくて良き。
ただし、土台や制作サイズによっては、1本だと、くにゃっと倒れてしまう可能性があります。
ワイヤーの強度が足りない場合 ・硬めのワイヤーを購入する |
針金ハンガーくらいの硬さのワイヤーならかなり安定すると思いますが、ペンチなどを使わないと切ったり折ったりが大変かもしれません。
その辺気にならないなら、硬いワイヤー利用が楽でいいかなと思います。
ワイヤーをしっかり組むと人形単体でしっかり自立するので、自由にポージングさせたいならワイヤーを見直してみましょう。 |
土台にきっちり固める
ハサミで切れるくらいのワイヤーでも、土台にきっちりかっちり固定させると自立します。▼例えばこんな感じ(参考動画)▼
m.youtube.com
▲動画内6分13秒~土台作成
この動画を見ても分かりますが、グルーガンが必要です。
グルーガンは百均でも手に入るので、試してみるにはちょうどいいかなと思います。
ボンドでも、種類によっては代用できるかもしれません。
接着可能な素材をよく確認して下さい。
百均のボンドは、当たり外れが大きいので、気を付けてくださいね。
▼百均でも購入可能で、信用できるボンドはこちら▼
小さいサイズがダイソーとセリアにありました。
わりと何でもくっ付けてくれます。
支点を3つにする
足2本の他にもう一つポイントを追加し、3点で支えればほぼ確実に自立します。▼足としっぽの3点で立つ猫▼
人間なら杖とか剣とか持たせてもいいですね。
背後に何か置く
足元、または背後に何かを置いて支えにする方法もあります。▼背後の鳥居で転倒防止▼
↑この子は自立もするんですけど、足元が不安定でゆらゆらするため、背後の鳥居が支えてくれてます。
土台を選ぶ
土台の材質なども選んでみました。入手しやすく、価格が安いものをチョイスしています。
スポンジ系
先程の亀麿人形には、使い古した羊毛フェルトマット(スポンジ)を使っています。
ガンガン刺していけば、フェルトシートも埋め込めます。
ただし、使い古したものは厚さや弾力が一定ではないので、人形を固定させる土台としては不安定かもしれません。
固定用の土台なら、未使用の食器洗いスポンジの、硬い面に刺したら安定しそうです。🧽
コルク
こちらは、セリアで購入したコルクボードです。
円形のものもあります。
ダイソーにもあるそうですが、最寄りの店舗には置いてなかったので未確認です。
▼通販サイトにもあります▼
上記セリアのコルクボードは、少し薄いかな?という気がするので、ちょっと良いのを買うなら、厚めのコルクボードをおすすめします。
コルクボードはカッターで切れます。
切れ端はボロボロと屑が落ちるので、作業場所と取り扱いには注意です。
上手く切れれば、切れ口も綺麗です。この辺は慣れかもしれません。
ちなみに、ワインボトルなどのコルク栓を土台に使う人もいます。
作品によってはとても素敵な仕上がりになるので、コルク栓もおすすめです。
フェルトは刺ささりません。
現状、ボンドで接着する以外の装飾方法は見つかってないです。
コルクボードを土台にして、かつ装飾もしたい場合は次の二択。 ① わたわたで包み込む |
両方試したので、参考にどうぞ。
わたわたで包み込む方法
コルクとか木とか、直接羊毛を刺すことが出来ない素材をベースとして使って、羊毛フェルト作品を作る方法はあります。
▼こんな感じ(参考動画)▼
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▲動画内1分40秒~ベース作り
上記動画では木材をベースにしています。
動画と同じようにわたわたなどのベース羊毛で包んでもOK。
小さいものなら最初からカラー羊毛を使ってもOKです。
【実際にやってみた】
動画を参考にして、小さく切ったコルクを、わたわたで包んでみました。
黒色羊毛で一部色付けもしてみました。
【やってみた感想】
意外とやりにくい。
垂直にニードルを刺せないため、基本的に斜めに刺していくのですが、これが実にやりにくい。
斜めに刺した方向に沿って、わたわたが偏っていくんです(泣)
わたわたの量が少なかったのかもしれませんが、刺し方は斜めにするしかないので、大差ない気もします。
わたわたをある程度刺し固めておき、接着部分だけふわふわを残してして、最後に包み込む方が楽かなと思います。
【結論】 コルク土台に厚みや羊毛感を出したい時は、わたわたなどを使うのが良さそう。 |
フェルトシートを接着する方法
▲側面だけボンドでフェルト接着してみたコルク
コルクの厚みにもよりますが、側面だけでもボンドを使って接着すれば、見た目は綺麗になりそうでした。
ただ、ボンドによっては接着できないので注意です。
ダイソーの手芸ボンドは付きませんでした。
お手持ちのボンドの、取り扱い説明書をよく確認してください。
▼私はこれでくっ付けました▼
【結論】 コルク土台にシンプルな柔らかさと色付けが欲しい時は、フェルトシートを付けるのが良さそう。 |
装飾方法
フェルトシートを使うとして、装飾方法について、以下2パターンを試してみました。
人形の足元に絵を描いたり、凹凸を加えたい場合です。
① フェルトに直前羊毛を刺す |
両者ともどんな雰囲気になるのか検証。
分かりにくいけど、右の9みたいな模様は、わたわたを刺してから書いてます。
コルクに当ててみると、こんな感じ。
雰囲気だいぶ変わりますね。
【結論】 ① 平面に絵や模様を描く感覚なら、フェルトに直接羊毛を刺して描くと綺麗。 ② わたわたで直接包むよりもコーティングが楽なので、簡単にふんわり系にしたい人におすすめ。 |
人形を自立させるために
羊毛フェルトで作った人形を自立させるためのポイントは4つ。
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この辺を気にかけると、羊毛フェルト人形も自立してくれそうです。
手軽な土台候補や、土台装飾方法は、今後も試行錯誤していきたいですね└( 'ω')┘ムキッ