今回の話 「ニードルわたわた」と「キルト芯」って、厚さは違えど近しいものを感じるので、もしやわたわたの代用品になるのでは? |
ということで、ふと湧いた好奇心を実行してみました。
用意したキルト芯
ダイソーのキルト芯を買ってみました。
▼広げた感じ▼
もともとはもっと大きな1枚シートです。
必要な分だけ切って使います。
見た感じは薄いわたわたって感じですね
期待できそうです!
重ねて刺してみる
平べったい円錐形を目指して刺し始めます。先日買ってみたスピード針を刺して……刺し、て…………
……………………あれ?
全然刺さらねぇ
抵抗大きすぎてこのままだとニードル折りそうだったので、仕上げ針に変更。
仕上げ針なら、2本同時でも刺さりました。
もともとスピード針は、羊毛に刺した時の抵抗が大きいため、「1本で使うこと」が推奨されています。
……とはいえ、「芯は早く固めたい」というのは羊毛フェルトやってる人なら誰しもが思うところなので、1本で使っても効果が無いというのはちょっとマイナスですね……。
形を作ってみる
さて、芯材と言っても人によって使い所は様々かと思います。だいたい以下の2パターンが多いでしょうか。
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私はわりと2のタイプなのですが、今回は検証なので、1でやってみます。
今回の検証ではスイカ🍉を作ります。
単純形状かつ夏だからです!笑
正方形を何枚か重ねて、スイカの形にしてみます。
3角っぽいスイカを目指して、皮の丸みを形成。
これを何枚か重ねて厚みを作ろうかと思ったのですが………………
これがね、
もうね、
何枚重ねても厚み出ないの😭
しかも刺しにくいです。
極細ニードルなら刺さるとはいえ、特別まとまりやすいわけでもなく……。
芯材は、まとめやすくて制作の時短ができるという点も強みだと思ってるので、そういう意味ではまたもやマイナスの印象。
思い切ってたくさん使う
重ねても厚みが出ない・労力がかかる、というとこで、「折り畳むことによってできる厚みを利用する」方向に変更。
ついでにスイカの形を少し変えることにしました。
正三角形ぽいものから、二等辺三角形へ変更です。
完成と感想とQ&A
完成したスイカです。
とりあえず見た感じはスイカになりましたね
薄いので若干不安定ですが、ちゃんと自立します。
▼制作・完成品の感想▼
①いくらニードルを差しても、キルト芯を固めるのが難しく、スイカの赤い部分がかなり柔らかい。 ② 羊毛はしっかり刺したが、なんとなく色付けしにくい。 ③ 芯材が柔らかいため、スイカの種の刺し付けがやや手間。 |
キルト芯は芯材になるか?
芯材にはなります。
ただし、以下2点は注意です。
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わたわたの代わりになるか?
ニードルわたわたの代用品としては、オススメしません。
キルトの繊維同士があまり絡まないので、そもそも形状が作りにくいという致命的なデメリットが一番の理由です。
キルト繊維と羊毛もあまり絡まない印象なので、羊毛がいつまでも浮いてしまい、毛羽立ちが激しかったです。
あんなに単純形状のものを作った割に、「なんか苦労したな……」という感想を抱いてしまいました。
キルト芯の有効な使い方
芯材の芯として使うのがベスト。
上記で、芯材の使い方はだいたい2パターン、という話をしました。
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2の応用であれば活用できそうです。
つまり、キルト芯で単純形状を作り、それをわたわたで包む、という使い方です。
わたわたの節約として使う方法だね
キルト芯自体は畳んだり丸めたりした後、毛糸などで束ねる程度が無難かなと思います。ニードルで刺して形状固定してもいいですが、どうせわたわたで包むので、キルト芯の加工に力を入れるのは時間の無駄でしょう。
今回の結論 「キルト芯はわたわたの芯材」 |
▼キルト芯以外で芯材を探した記事▼
honey-try.hatenablog.com
▼素直にわたわたを買うのも上達への近道▼