羊毛フェルト始めて数年経ちました。
始めた当時からいろんな「上達のコツ」と「道具の選び方」を調べてきましたので、そろそろ蓄えた情報と経験をまとめたいと思います。
この記事の目的 私の備忘録として。 羊毛フェルトって何?🤔って人に、「羊毛フェルト意外と簡単だよォ!これ読んでやってみよォォオ〜〜〜〜~😉✨」と言って沼に落とすため!!!!! |
「俺・私はこうやってるよ!」という話をして頂ける方は、コメント欄にてお願いします☺️
※ 羊毛フェルトについて。 羊毛フェルトには、専用針を使う「ニードルフェルト」と石鹸水を使う「水フェルト」の2つの手法があります。 一般的に、「羊毛フェルト」と聞くと「ニードルフェルト」を想像しやすいため、本ブログでは「羊毛フェルト = ニードルフェルト」として紹介しています。 |
STEP1:初心者はダイソー羊毛フェルト
羊毛フェルト初心者は、とりあえずダイソーです。道具と羊毛はダイソーで全部揃えちゃってOK!
フェルトマットと好きな制作キットを買ってみましょう。
総額220円です。(10%税込)
Point:ダイソー羊毛は、ほぐしてから使う
頑張って刺しても全然まとまらない😭💦という悲劇を回避するための手段は1つ。
「羊毛を、よくほぐしてから使うこと」
ダイソーの羊毛は固くてストレート毛なので、羊毛をよくほぐさないと全然まとまりません。
制作キットの説明書には「羊毛をほぐせ」とは一言も書いてないけど、ほぐしてから丸める方が圧倒的に楽だよ
▼参考:羊毛のほぐし方▼honey-try.hatenablog.com
STEP2:毛羽立ちの処理
毛羽立ち対策の解決策はたった1つ。
仕上げ針でひたすら刺す
シンプルにこれだけです。
STEP1で、
「羊毛フェルト…悪くねえな😎✨」
となったら、まず道具クオリティを1段階上げましょう。
百均ニードルは卒業です!!
ニードルを仕上げ針に変えると、劇的に作業が楽になる&作品の毛羽立ちが減ります!(体験談)
Point:仕上げ針とフェルトパンチャー1本針
という事で、毛羽立ち対策に絶対必要な①「仕上げ針」を購入します。
極細ニードルとも呼ばれるこのニードルで、最初から最後まで作品を仕上げることも可能!
実は最もコスパのいいニードルなのです。 マジで「これだけは用意しないとアカン」ってくらい必需品です。 |
▼持ってないと話にならない:仕上げ針▼
表面の毛羽立ち処理には、仕上げ針1本でチクチクしていくのが基本。
ニードルを直接持って使ってもOKですが、 ③ フェルトパンチャー1本針があると指の疲れが軽減されます。
▼上級者はみんな使ってる:1本針▼
羊毛フェルトの制作動画を見たことがある人は見覚えがあると思います。
羊毛フェルトやってる人はほぼ全員持っていると言っても過言ではないのが、このフェルトパンチャー1本針です。 |
▼表面の毛羽立ち処理のコツ▼
honey-try.hatenablog.com
Point:フェルトパンチャー3本針の使い方
フェルトパンチャー1本針とは別に、② フェルトパンチャー3本針も持ってると汎用性が高くて応用が効きます。
このパンチャー3本針は、2本セットして使うのがおすすめです。
2本セットしてザクザク刺して大まかな形を作り、1本に持ち替えて仕上げまで刺すのが基本的な流れ。
ざっくりとした毛羽立ち処理もできます。直線の溝を作りたい時にも、2本セットはかなり便利だよ!
3本だと、刺してるうちに形が平らになりがちだし、毛羽立ちは収まりませんので注意。
大きな面を広く刺していく時だけ3本に切り替えましょう。
▼汎用性バツグン:3本針▼
STEP3:羊毛と芯材の選別
ニードルをレベルアップさせると、大抵の羊毛フェルト作品は綺麗に作れます。
ただ、ダイソーの羊毛はカラーに限りがあり、商品展開が変わると欲しい羊毛が手に入らなくなる事もあります。
という事で、このステップに来たらダイソーの羊毛も卒業して、さらに使いやすく品揃え豊富な専門店の羊毛に切り替えましょう。
羊毛フェルトをやるなら抑えておく素材は3つ。
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みんながよく使ってる羊毛
有名メーカーはハマナカですね。
毛が柔らかくて刺し固めやすく、Amazonなどの通販でも気軽に買えるのが魅力。
▼複数の色を少しずつ買いたいならハマナカがおすすめ▼
他にも染takeが豊富なカラーバリエーションで有名です。
お気に入りの色を大量買いしたいならこちらですね。
▼染めtake公式サイトはこちら
染TAKE
同じ羊毛でも、発色や手触りが全然違うので、自分好みの商品を見つけましょう!
先輩作家さんがどの羊毛を使っているのかチェックするのも楽しいね
アクレーヌとは
アクレーヌは、アクリル毛糸と同じアクリル繊維をハマナカ独自の技術で加工し、ニードルフェルト用の素材としたものです。
手芸店などで毛糸を見ると、「アクリル毛糸」とか書かれているものがあります。
あの毛糸をふわふわにしたのがアクレーヌですね。
アクリル繊維なので、羊毛ではありません。
手触りも人工物感がありますので、羊毛の柔らかい質感を求めている場合は注意です。
アクレーヌの特徴 ・初心者に優しい |
ひとつまみでも十分なボリュームになるため、複数色少量パックをひとつ買っておくと便利です。
全体的には羊毛を使い、顔など細かいパーツだけアクレーヌを使う、という合わせ技もおすすめ !
▼脅威的なまとまりやすさアクレーヌ▼
Point:おすすめの芯材
初心者は迷わず「ニードルわたわた」でOKです。
わたわたは、羊毛フェルト制作のために作られている商品なので、当然、羊毛と相性がいいです。
刺しやすさや、形状の作りやすさも問題ありません。
仕上げ針を買うタイミングで、わたわたも買ってみましょう。
▼初心者から上級者が使うわたわた▼
なお、ハマナカの通販では、わたわたのお得パックが販売されています。
今後大量に使いそうなら、こちらも検討してみましょう。
▼ハマナカ わたわたお徳用パック
amuuse-hamanaka.com
少し慣れてきたな、と思ったら手芸綿や毛糸などの代替え芯材を探してみるといいですよ
▼参考:わたわたの代用品を探した話▼
honey-try.hatenablog.com
羊毛フェルトに関するよくある質問
羊毛フェルトの刺し方のコツは?
「深く刺しすぎる必要は無い」ということを念頭に置いておくことです。
羊毛を絡め固めるための溝は、ニードルの先端にあります。
この先端が固めたい羊毛に届けばいいのですから、勢いよく!力強く!思いっきり!という気持ちで刺す必要はありません。
軽い力でサクサク刺した方が、手は疲れないし、ニードルは折れにくいし、作業を続けやすいです。
これを覚えておくだけ、イメージするだけでもだいぶ気軽にチクチクできますよ。
ニードルが折れてしまう原因は?
刺す時に力を入れすぎていることと、刺した時と別の方向で抜こうとしていることが原因です。
まっすぐ刺して、まっすぐ抜くことを心がけましょう。
羊毛フェルトの失敗の原因は?
人によって「失敗」はそれぞれですが、よく聞く失敗例は2つ。
① 羊毛がまとまらない
② 思い通りの形が作れない
どちらの失敗も、主な原因はニードルの刺し不足です
・よくほぐしてから、よく刺す。
・設計図を作って、ひとつひとつ確認しながらパーツを作る。
これらを意識しながら練習を重ねていきましょう。
羊毛フェルトのちぎり方、ほぐし方のコツは?
ちぎり方
・ちぎりたい場所を真ん中にして、両手で引っ張る → ふわりとちぎれる
・ハサミで切る → 欲しい長さだけ取れる
ほぐし方
「ちぎり方」で分けた羊毛を更にバラしてふわふわ状態にします。
・手でほぐす → 繊維を1本1本バラしていくイメージ
ムラにならないよう、しっかりバラしましょう。
バラした羊毛を縦横交互に置いたりして、羊毛同士が絡みやすい状態になればOK。
・百均に売ってるペットブラシを2本使う → 短時間で簡単に羊毛がほぐせる
少量ずつふわふわにしていくのがポイント。
別色羊毛同士を混ぜる時にも便利なので、ブラシを用意するのはオススメです。
▼羊毛もほぐせるペットブラシ▼
フェルトマットとブラシマットの違いは?
フェルトマット
・発砲ポリエチレン素材が主流
・対策はあるが、基本的に消耗が激しい
・安価なので消耗品として使うのがよい
・使い古したフェルトマットを芯材に転用可能
ブラシマット
・作業面積はやや狭い
・ニードルが折れにくい
・刺す力が強い人におすすめ
・耐久性が高く使い回し可能
・ブラシに向かって刺すため抵抗が少ない
・平面作品から立体作品まで幅広く使える
・ブラシの上に布などを敷くとブラシ掃除の手間が激減する
▼参考:ブラシマットの使い心地▼
honey-try.hatenablog.com
長持ちしてストックの必要がない、という点において、おすすめはブラシマットです。
慣れるとこれ一択になりがち。
大きなパーツを作る時はフェルトマットの方が作業しやすいかもしれません。
ひとつずつ持ってると便利ですね。
道具を変えるだけでも羊毛フェルトは上達します!
この記事を参考にいろいろ試して、羊毛フェルト楽しんでいきましょうねー!!