羊毛フェルト作品を作るにあたって、「芯材を何にするか?」は、人それぞれ悩むところだと思います。
初心者さんには迷わずハマナカさんの「ニードルわたわた」をおすすめします。
専用芯材として大変使いやすいからです。
それはそれとして、近所の百均で芯材が手に入るならコスパ良さそうだな、と思ったりもしますよね。
芯材については、使いやすさやコスパなどを考え、以前まとめたことがあります。
▼参考:芯材をいろいろ提案した記事▼
こちらの記事で、「百均の手芸綿は使いにくい」と書いていますが、ダイソーの手芸綿が対象でしたので、今回はセリアの手芸綿を試してみます。
ダイソー綿とセリア綿、どっちが使いやすいのか対決です!
ダイソー手芸綿
ダイソーの手芸綿はこちら
4年くらい前に買いましたけど、別の芯材を併用して使っているというのもあって、未だに使いきれません(笑)
現在はもう少し量の少ないものも売られているようです。
手芸綿にもいろんな種類があるので、手触りなど簡単に紹介します。
素材:ポリエステル100% 手触り:ツルツルさらさら 繊維の方向など:長いストレート |
手触りめちゃくちゃいいので、ずっと触っていたいです笑
素早くまとめるコツ(ダイソー)
このツルツルふわふわのダイソー綿ですが、ふわふわのまま刺し始めるとめちゃくちゃ時間がかかります。
素早くまとめるコツは、先に両手の手のひらでクルクル丸める事。
すると、一度も刺さずしてまとまってくれます。
この状態からニードルで刺していくと、約5分でそれなりの硬さ・弾力のあるボールのできあがりです。
仕上げニードル2本使用。
一掴み分で、約2センチのボール完成。
セリア手芸綿
こちらも手触りなどの紹介します。
素材:ポリエステル100% 手触り:ゴワゴワもこもこ 繊維の方向など:短い縮れ |
ふんわり感はダイソー綿の方が強いですね。
素早くまとめるコツ(セリア)
ただ刺すしかないです。
ダイソー綿のように丸まってはくれません。
【追記】丸め方について ダイソーの綿より強く早く擦り合わせる事で、セリアの綿も丸まりました。 ダイソー綿より体力は使いますが、慣れればセリア綿の方が丸めやすいかもしれません。 |
また、短い縮れ繊維の塊なので、繊維どうしが絡まりにくく、最初はまとめるのに少し手こずりました。
感覚としては、ちょっと刺しにくいニードルわたわた、って感じですね。
同じく約5分刺してみたボールはこちら。
直径約3センチほど。
もう少し刺して硬くしてもよかったかなぁ、と思いましたが、比較のために5分刺して止めました。
ダイソー綿とセリア綿の比較
比較してみて感じたのは次のとおり。▼ダイソー綿 ・軽くてふんわり感が強い。 ・繊維の細さのためか、圧縮率が高い。 ・ツルツル滑るので、小さいものを作る際は注意が必要。 ・たくさん綿を使っても、刺していくうちに小さくなりすぎる可能性がある。 |
▼セリア綿 ・ゴワゴワした感じが、ニードルわたわたに近い。 ・少量でも、思ったより大きいものが作れる。 ・繊維が短くてゴワゴワモコモコしてるので、刺し始めは少し手こずる。 |
結論
羊毛フェルトの芯材として使いやすいのは、セリアの手芸綿。
セリア綿優勝の大きな理由 ・ニードルわたわたに近い仕上がりになる。 |
同じポリエステル素材でも、使用感が全く違うのは面白かったですね。
わたわたみたいなもの、をお探しならセリア手芸綿をおすすめしますよ
ダイソー綿の使い所
ダイソー綿を使う場合は、冒頭で紹介した記事内でも提案している、「綿と毛糸を使う方法」、「ダイソー羊毛を併用する方法」をおすすめします。
▼参考記事▼
綿と毛糸を使う方法 -不器用だってやればできる!-
また、「ふんわり感や柔らかさを出したい時」や、木など「上部のパーツが大きい作品」を作る時は、ダイソー綿を使うといいです。
こちらの桜の木のピンクの部分は、ダイソー綿を多くとって軽く刺し固めたものに、薄ーーーーくわたわたを巻いて固定し、ピンク羊毛で色付けています。
▼参考作品▼
作品の上部パーツを重くしたくないなら、ダイソー綿のふんわり感を利用するのも手ですよ
シンプルに使いやすいのはセリア綿。ただし、方法によってはダイソー綿も使えるから、手元にあるのがダイソー綿だけだったとしてもガッカリしないでね
ダイソー綿+毛糸の使い方は、下記記事の「精霊牛」の制作風景を参考にしてね
▼【仕上げ針】芯材は節約しても、ニードルは妥協しないでください【必須道具】▼