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不器用女子の羊毛フェルト挑戦とレビューを中心とした雑記ブログ

不器用がクッキー抜型を自作して水フェルトに挑戦した話【作り方】

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✅この記事はこんな人におすすめ

  • 水フェルトに挑戦したい
  • オリジナルのコースターを作りたい
  • 好きなクッキー抜型が欲しい

水フェルトに挑戦しました!

いろんな動画で紹介されている方法だと、切れ端になる羊毛がもったいないと感じたので、最初から作りたい形でフェルトを固められる方法を考えました。

水フェルトとは?

羊毛フェルトの作品には2種類の作り方があります。

  1. 専用のニードルを使ってチクチク刺して形を作る「ニードルフェルト」
  2. 石鹸水を使って羊毛をまとめていく「水フェルト(ウェットフェルト)」

ニードルフェルトは当ブログでも紹介している作り方です。
針を使うので、いくらか危険は伴うものの、細かい造形には必須になります。

水フェルトは石鹸水を羊毛につけてゴシゴシ擦るだけなので、子どもでも楽しめるのが特徴。
水フェルトについてはこちらの記事で動画などを紹介しています。

【参考記事】
honey-try.hatenablog.com

羊毛を平らにするなら水フェルトが圧倒的に楽

今回は、自分の好きな形のコースターを、羊毛を無駄にせず作る方法を紹介します。



クッキー抜型の作り方

一般的に、大きなフェルトシートを作って、欲しい形に切る……という方法ですが、それだと切れ端が無駄ですよね。

最初から、欲しい形に沿ってフェルトシートを作った方が効率がいいはず!

不器用はすぐ効率とか言い始めるよね

作業工数を減らし、創作の単純化と合理化を目指す事で最大限のパフォーマンスを

やかましいわ

なお、お菓子のクッキーの抜型にも使えます。
好きな形のクッキーを作りたい時にも参考にしてください。


抜型の作り方は3ステップ

面倒なことは嫌いなので、3ステップで行きましょう。

  1. 下絵を紙に描く
  2. 絵に沿って抜型を作る
  3. 必要に応じて補強する


下絵を紙に描く


だいたいこんな感じで作りたいなー、という理想図を描きます。

水フェルトは出来上がりが縮むので、「これくらいの大きさがいいな」と思ったサイズより一回り大きく設定して下さい。

1センチは大きく見積もって大丈夫です。


絵に沿って抜型を作る

不器用さんが安全で簡単に作れる抜型の材料は、2つあります。

  1. 牛乳パックなどの厚紙
  2. 工作用プラスチックシート

代用:クリアファイル

我が家には牛乳パックがなかったのでやりませんでしたが、防水加工されている牛乳パックが作りやすいそうです。

もしくは、工作用のプラスチックシートが程よい強度なのですが、残念ながらプラスチックシートも我が家にはありませんでした。

工作用のプラスチックシートが家にある人ってなかなかいない気もするけど。

工作用のプラスチックシートとは、こんな感じのやつです↓

クリアファイルで代用


プラスチックシートに似てると言えば、クリアファイルがありました!

このクリアファイルを長細く切ります。
今回は3センチ幅にしましたが、この辺は好みかな。
2センチくらいでも良かったかも。



下絵に合わせて折ったり曲げたりします。

下絵に合わせながら、折り曲げる箇所にマジックで印を付けていくと形を取りやすいです。

(クリアファイルに黒い点を付けて、そこを折る。)



つなぎ目はホチキスでパチン!
羊毛が引っかからないようにセロハンテープでコーティングしました。


必要に応じて補強する

牛乳パックもクリアファイルも柔らかいため、作業しずらそうならテープやアルミ箔で補強してください。

水フェルトではなく、クッキー焼く為に使うならアルミ箔巻いた方が衛生的かな

牛乳パックにアルミ箔を巻けばオーブンでも使えるらしいよ


テープで形を整える


クリアファイルは広がろうとする力があるので、曲げたり形をキープしたい箇所は、セロハンテープで整えます。

今回は、耳の形と台形維持のポイントにセロハンを貼りました。

抜型完成!!

 

水フェルトに挑戦

では実際に作ってみます!

いろいろ道具が写ってますが、必要なのは4つです。

  1. 羊毛(今回はフルフィール使用)
  2. 作った抜型
  3. 温水の石鹸水
  4. サランラップ

使える羊毛はこちらの記事でレビューしています。
この記事内の、アクレーヌ以外の羊毛なら何でもOKです。


今回使ったのはフルフィールです。

羊毛を型にはめ込む

机防水のため、サランラップを敷きました。
底が平で水を弾くもの(プラスチックトレイなど)があればそれを作業台にするのがベター。


羊毛の置き方ですが、繊維が横と縦交互になるよう重ねていきます。

重ねながら温かい石鹸水をかけていきます。

温かいって、どれくらい?

40℃くらいって解説する人が多いね。熱くなもなくぬるくも無い温度、それが40℃だと信じて作ったよ

洗剤や石鹸は、何をどれくらい入れるの?

500mlに2、3滴。普通サイズのペットボトルがだいたい500mlだよ

洗剤が多すぎると、羊毛をこすった時に泡立ちすぎてまとまりにくくなるので注意

 

こする

こする時はビニール手袋などを付けてやるとやりやすいです。

私は最初、何もつけずに素手でこすったら、大変疲れたうえ、指先がシワシワになってげんなりしました……

途中でサランラップを指に巻いてゴシゴシしたらとても快適だったので、ビニール袋やサランラップなどを使ってこすってください。

こする時のコツ

羊毛の擦り始めは、最後に置いた方向です。

例えば、羊毛を、横、縦、横に並べたら、擦る時はまず横方向へ優しくこすり始めます。

その後だんだん力を入れて、いろんな方向にこすって、羊毛を絡ませていきましょう。

最初、この辺分からなくて適当にやったら、羊毛が玉になったりして大変だった……



片面をゴシゴシしたら、片面を外して裏面もゴシゴシしましょう。
縁も忘れずに!

模様を付ける


表面の羊毛をつまんで作品が持ち上がればOK!

石鹸水を洗い流し、タオルドライをして模様付けをします。


乾かして完成!


アイロンをかけると多少毛羽立ちが抑えられます。
それでも元気にピョンピョンしてる羊毛は、ハサミで切っちゃいましょう。

乾くとまた少し小さくなるので、もう一度言いますが、型は大きめに作ってください。


好きな形のオリジナルコースターなどを作ってね!


【関連記事】
honey-try.hatenablog.com


▼【参考】使用羊毛フェルト